免疫力を高める鍼(はり)灸

中国三千年の歴史に支えられたはり灸等(東洋療法)。
日本でも意外に古く、約千二百年前から行われています。
近年、欧米でも治療と健康管理の有効性の科学的評価が高まり、古くて新しい保健医療として熱い期待が寄せられています。
東洋療法(はり灸等)は、人間が本来持っている自然治癒力を活性化させ、免疫力を高めることにより、病気の治療を行い、健康にします。
基本的な考え方は「人間は自然とともに在る」「身体のバランスこそ重要」「心と体は一体であるという全人的思想」などの東洋の伝統的な叡智によるものであり、長い歴史と経験によって支えられています。
いま、治療に加えて、予防医学、健康管理、健康づくりといった健康医学が求められています。そういった流れの中で人間本来の治癒力に働きかけ、免疫力を高める東洋療法(鍼灸等)が注目されています。
病気やケガを治すだけでなく、自然治癒力と免疫力を高めて、病気にならない健康な身体をつくることが大切です。

これからの医療に求められることは、現代医学を東洋療法(はり灸等)が補完し、適切に融合して、健康で豊かな生活を支えていく新しいシステムが構築されることだろうと考えています。

(参考文献:トム・A・ハッチンソン,恒藤暁訳.新たな全人的ケアー医療と教育のパラダイムシフトー.公益財団法人 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団.2016.)